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漢方診療について

​(保険診療です)

 「漢方は効くまでに時間がかかる」との誤解が多いですが、実は即効性があり、症状に対して頓服薬として使用できるものもあります。

 じわじわ効果を期待できるものでも、一般的には2週間程度で効果について評価をします。なお、月経関連の愁訴に対しては、月経周期への影響をみるため、1か月は必要ですが、有効であれば、その前に何らかの効果を感じられることが多いです。

 

漢方診療の特徴

 

  • 心身一如の考え方 : 心と身体は一体のものであるという考えが貫かれています。

  • バランスをとる治し方 : 生体の正常からの変異やねじれを元に戻します。

  • 自然治癒力を増強 : 各個人の持ち合わせている自然の治癒能力を高めます。

 

漢方診療の対象

1.従来の西洋医学的治療に限界がある場合

(原因のわからない疾患や病態が明らかでない場合、原因の病態が分かっていても治療方法が確立していない場合)
2.副作用のために西洋医学的治療を十分に受けられない場合
3.西洋医学的治療に東洋医学の長所を加え、より一層の効果を期待する場合

 

 漢方診療は、症状・臓器別の対応ではなく、心身全体のバランスを回復させ調和を取り戻すため、当初の目的以外の様々な不調の改善も得られることはよくあることです。

 具体的には、自律神経失調状態、神経症状、月経困難症や更年期障害など婦人科疾患、アレルギー性疾患(免疫異常)、冷え症、虚弱体質・慢性疲労状態などには、漢方薬が特に有効だと考えます。 

 

 当院では十分な検査等は行えないため、まずは、それぞれの適切な科で、西洋医学的診断をしっかり受けて頂きますよう、ご理解の程、よろしくお願い致します。

 

 当院では、エキス剤の処方を、保険診療で行なっています。

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